つながろう
周南市、下松市、光市を中心に撮影した県内のきのこの写真72点を展示
2014/12/17
下松市の「ほしらんどくだまつ」で11月26日から1月8日までの間、「森の妖精きのこ展」が開催されています。
周南市、下松市、光市を中心に県内で撮影した「きのこ」の写真が72点展示。この写真は、下松市西豊井の黒田義則さんが集めた写真とコメントを紹介。黒田さんは、「山口県自然観察指導員協議会」の会長、「自然探訪講座」の代表を務めておられ毎月1回「きのこの定点観察」も行っています。
ここでは、きのこ展の一部をご紹介!
ハラタケ類
シャカシメジ
(シメジ科 シメジ属)
コナラ・クヌギなどとマツの混生林地上に発生。傘径は1~2cmほどの幼菌、成長し平に開くと5cmになる。表面は暗灰褐色、のち灰色、ひだは白~淡灰色。歯切れ、風味共に 優秀な食菌。
別名:センボンシメジ
生える時期:秋
生えていた所:黒岩峡
キクバナイグチ
(イグチ科 キクバナイグチ属)
林地、立木の根際地上に発生。傘の径は8cmほどで、表面はワイン赤色の大きな鱗片におおわれ、縁には皮膜の欠片が残る。管孔は黄色で、手で触れると青変する。柄は暗ワイン色。普通に見られる。
生える時期:夏~秋
生えていた所:石城山
腹菌類
アカイカタケ
(アカカゴタケ科 イカタケ属)
林地や竹林の地上に散生。幼菌は球形~卵形、白~淡褐色で、径2cm前後。熟すと殻を破って赤紅色の腕を18~22本直立させ柄を延ばし高さ10cmほどとなる。開いた皿状の頭部に悪臭を放つグレバをもつ。まれ。
生える時期:夏・秋
生えていた所:石城山
アカダマキヌガサタケ
(スッポンタケ科 キヌガサタケ属)
竹林内の地上に発生。幼菌は卵形で赤褐色。熟すと殻を破って白い優雅なマントを延ばし、きのこの女王と呼ばれる。頭部に
は悪臭を放つグレバをもつ。しゃきっとした歯ざわりで、癖のない優秀な食菌。
生える時期:夏~秋
生えていた所:下松公園・近所の裏庭
参考資料
・DNA分類版 日本のきのこ(山と渓谷社)
・日本の毒きのこ(長沢 栄史)
・原色 冬虫夏草図鑑(清水 大典)
・冬虫夏草生態図鑑(日本冬虫夏草の会)
・山口県南東部における きのこ類発生の季節的変動の季相分布(松本 秀樹)
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