まいぷれ山陽地区合同特集「山陽花の寺 二十四か寺」 花巡礼の旅
神峰山はその昔より、大畠瀬戸を航行する人たちが、無事超えられるよう「燈台」御神体山として崇められて参りました。今から約1.400年前、荒ぶる金龍神を鎮めるため、海に身を投じ、自らを捧げた「般若姫」を弔うため、夫である用明天皇の勅願により般若寺が建立されました。
般若姫は、先に都に上った用明天皇のもとに向かう途中、大畠灘で嵐にあい、皆を守るため自ら海に身を投じたといわれています。その悲劇は「般若姫伝説」として今も語り継がれています。
般若寺の観音堂右側にある三光の窓には、毎年陰暦の大晦日、丑寅の刻、海上から上がった火の玉が、するすると入っていくと云われています。
般若姫の亡骸と用明天皇の遺髪が納められている用明天皇・般若姫の御陵のそばには、聖徳太子鞭(むち)の池があります。
その昔聖徳太子が、父用明天皇のお墓参りに来た時、供える水がなく困っていたところ、ここで地面を鞭で突いたところ、清水が湧き出てきたという言い伝えのある池です。
他にも般若寺には、鎌倉時代に造られた銅鐘や、般若姫由来記三巻、用明天皇の勅額などがあります。
中でも銅鐘は1255年(建長7年)鋳造の銘があり、山口県の有形文化財に指定されています。
寺の花
年間行事
護摩行
年間を通じて様々な行事が行われ、多くの参拝者で賑わいます。
○元旦~3日
修正会・新春護摩祈祷会
○2月3日
星祭り
○2月15日
火祭り 柴燈護摩(火渡り修行)
○3月24日~4月24日
般若寺春まいり
○4月18日
土砂加持法要
○5月7日
龍神祭
○7月24日
施餓鬼法要・無縁仏慰霊祭)
○8月24日
水子地蔵盆法要
○9月17日
妙見祭り
○9月24日
地蔵流し
○12月31日
龍燈祭(除夜の鐘)
○毎月7日
観音護摩行 午後2時より
○毎月24日
お地蔵様御縁日 午後2時より
近隣おすすめスポット
柳井市『白壁の町並み』
昭和59年 国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された柳井市にある「白壁の町並み」。
室町時代からの町割りがそのまま残り、約200mにわたり江戸時代の妻入形式、本瓦葺、入母屋型の屋根、白漆喰・土蔵作りの商家の家並が続く。
町並みを散策すると、時代の名残を肌で感じながら心安らぐ時間を味わうことができます。
詳細情報
寺名 | 般若寺 |
宗派・ご本尊 | 真言宗御室派・十一面観世音菩薩 |
住所 | 〒742-1104 熊毛郡平生町宇佐木1166 |
電話番号 | 0820-56-3636 |
駐車場 | 120台(無料) |
アクセス | ◇JR山陽線「柳井駅」から車で10~20分 ◇山陽道「玖珂IC」から車で30~40分 ◇山陽道「熊毛IC」から車で30~40分 |
御朱印料 | 300円 |